プロフィール

TAMAE

Author:TAMAE
はじめまして、Tamaeです。
心と身体が癒されるにはどうしたらいいんだろう?
そう思い初めて15年以上追求してきました。
軽井沢でマヤ暦占い、リーディング・スピリチュアル心理カウンセリング・整体をしています。

★癒しサロン Healingmoon HP
・プロフィール
・スピリチュアル心理カウンセリング
・マヤ暦占い・透視リーディング
・メール占い・カウンセリング
・電話・対面ワンネスディクシャ
・初めての方へ
・お問い合わせ先↓
waraku★th.lovepop.jp
(★を@に変えて)
・サロンのお部屋写真

最新記事

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
心と身体
4562位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
セラピー
242位
アクセスランキングを見る>>

カテゴリ

最新トラックバック

月別アーカイブ

月と星と妖精ダストのブログパーツ

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

原発情報60


原発 小さな疑問 その1 自然放射線


(平成23年4月4日 午後9時 執筆)




原発の問題を考えるときに、小さな疑問が残っていて、それが気になって理解を妨げているものがある。そのようなものを簡単に取上げてみたい。


今回は「自然放射線」である。


自然放射線についての多くの人の疑問は、


1) 自然放射線は1年間に2.4ミリシーベルトと官房長官が言ったのに、なぜ1年間に1ミリシーベルトが問題になるのか、


2) 東京等の測定値を見ると比較的低いのに、自然放射線だけで1時間あたりで0.3ミリシーベルトもあるので、福島原発からあまり放射線が来ていないのではないか?


という疑問である。


・・・・・・・・・


政府(官房長官)は4つ、普通の人なら錯覚するような表現をした。だから真面目な人は計算が合わないし、わかりにくい。


1) 2.4ミリシーベルトというのは、世界の平均で、日本は1.4ミリシーベルトである。 日本の他の放射線量と比較する時には、1.4ミリシーベルトを使わなければならない、


2) おまけに、1.4ミリシーベルトの3分の2は「内部被曝」である、


3) それなのに、普通に発表されている数値は「外部被曝」(推定)である。


4) 関東は関東ローム層があって外部放射線が低く、関西は花崗岩が多いので、若干高めである。


4重に微妙に表現が適切ではないので、真面目な人が計算するとどうも合わないということになる。また発表される数値が外部なのか、外部と内部を足したものかも明言しない。私が公表されている測定方法を見るとどうやら外部だけらしい。


つまり、日本人があびる自然放射線の内、外部からは関東で0.02程度で、後は食材や水、ラドンという元素からの内部被曝である.



だから、比較するときには、自然放射線(1時間あたりでは0.02マイクロシーベルト)と、発表される数値(東京の0.092マイクロシーベルト)が同質の数字である.



そうすると、引き算して0.072マイクロシーベルトが福島原発から東京まで来た放射線ということになる。


ところが、今回の場合、内部被曝(たとえば、マスクをつけてなかったので、空気中の放射性物質を吸い込んだ)がハッキリしていない。普通の自然放射線と同じように、外部が3分の1、内部が3分の2とすると、およそ3倍の1時間で0.2マイクルシーベルトぐらいになる。 


それに水と食材を加えると、さらに0.14ぐらいを足すから、余計にあびている放射線は1時間に0.34となり、1年間では約3ミリシーベルトになる。


・・・・・・・・・


一応、自然放射線の内容を示したが、現在ではあまりにデータが少なく、このように正確に計算しようとするとむしろ混乱する.



そこで、このブログでは「発表値×4」で自分が被曝する量を計算しておくのが良いのではないかと考えている(私の4には、水の放射線が少なくなれば、その代わりに魚が入ってきたりするので、当面は4が良いと判断している).









スポンサーサイト

原発情報59

この情報は中部大学、著書多数、放射能専門家の武田教授からの転記引用です。


原発 緊急情報(48) なぜ、1ミリシーベルトが妥当か?


(平成23年4月4日 執筆)





1986年4月、当時のソ連のチェルノブイリ原子力発電所4号機が爆発しました。




その時に、多くの放射性物質がロシアやベルラーシの人たちや大地を汚染しましたが、これに対して、当時の IAEA (国際原子力機関)は精密な調査を行い、報告書を提出しています。




それによると、チェルノブイリ原発の事故では、




1) 放射性物質の被曝による障害者は、存在せず、




2) 将来にわたってはっきりと原発の事故の障害者であるということがわかる人はでない、




と報告しました。




ところが、事故から5年ぐらい経つと、普段ですと1万人に1人も出ないという小児甲状腺ガンが多く見られるようになりました。そのグラフを下に示します。










パソコンでグラフを見ることができない人がおられますので、文章でも説明しますと、1986年に事故が起こり、それから4年間はほとんど患者さんは発生していませんが、1990年つまり事故から4年たってこども100万人あたり20人もでました。




さらに、その92年には40人、94年には60人と増大しました。今では、チェルノブイリ原発から出たヨウ素131が子供の甲状腺にたまり、甲状腺がんを引き起こしたということははっきりとわかっています。




さらにチェルノブイリ原発事故から10年経った頃、今度は妊婦の体に異常が出てきました。




すでに事故から10年たっていますので、その頃、妊娠する女性というのは、事故当時少女だった人が多いのです。例えば12才の頃に被爆し、22才で妊娠して異常が見付かるということが明らかになってきました。




つまり「妊婦に障害がでる」というのはわかりやすいのですが、まさか、10才の女性が被曝して、その少女が15年後に妊娠したときに障害がでるなど、まったく予想ができないからです
.




チェルノブイリの事故からすでに25年を経ますが、まだこの先どのような健康障害が出るかというのははっきりわかりません。




・・・・・・・・・




わたくしが言いたいのは、放射線で被曝すると甲状腺ガン等になるということを強調したいのではありません。ここでは、「100ミリシーベルトまで安全」と行っておられる先生の「学問」というのはどういうものかをハッキリさせたいのです。




なぜ、そんなことが緊急かと言うと、福島原発の事故が起こって以来、東大教授やお医者さんが多く登場し、「心配ない、心配ない」といっておられます
.




生意気なことをいうようですが、わたくしから見れば、その東大教授やお医者さんは「学問」の本質を理解されていないように思うのです。




普段なら、このような失礼なことや傲慢なことは言わないのですが、現在はそれが「市民の方の健康に直接関係がある」ので、あえてここでお話をしたいと思った次第です。




・・・・・・・・・




チェルノブイリの時には、すでに、広島・長崎の被曝例や、研究途中での被曝事故等についての健康障害はかなり詳細にわかっていました。データはかなり合ったのです
.




また、チェルノブイリ事故で健康障害が出ないという報告書を書いた IAEA には、世界の最もすぐれた原子力及び放射線と健康に関する学者が集まっていました。




「多くのデータ」と「優れた人」が集まって「間違った結論」を出したのです
.




それではなぜ、「チェルノブイリ事故では障害者が出ない」と大きく間違ったのでしょうか。それは学問というものの性質に根差しています。




学問というのは「現在までの知識を精密にくみ立てて、一つの結論を得る」ということを行います。従って、「厳密に正しい」ともいえるのです。だから学者が言ったというとみんなが信用するというのがこれです。




ところが、「現在までの知識を精密に組み立てて一つの結論を得る」という文章をよくよく見ると、「学問は真実はわからない」ということがわかります。




つまり、あくまでも学問は「現在までの知識」に基づいているのであり、「将来獲得するであろう知識」は全く入っていないのです。将来、獲得するであろう知識というのは予想ですから、もしそれを使えば厳密な論理は展開できません。従って学問はその性質上、現在までの知識しか使えないのです。




これがチェルノブイリの時の IAEA の間違いの元になりました。つまり、それまでの知識によると、チェルノブイリ原発の事故によって、小さい子供が甲状腺ガンになり、将来の妊婦に異常が起こるということはわからなかったのです。




・・・・・・・・・




本当の学者というのは、「学問は真実がわかっていない」ということをわかっているということです。




これを今回の福島原発に当てはめますと、たとえば、「これまでの研究によれば、100ミリシーベルとの被曝を受けても大丈夫だ」とある学者の研究で明らかになっていても、それは現在の知識に基づく仮の学問の結論であって、おそらくは正しくないということなのです。




また、「100ミリシーベルとの被爆を受けると、1000人のうち、5人から10人が放射線によるガンになる」という事実も、また同時に学問的データなのです。




このようなときに、「学問」の本質が判っている学者はどういうふうに発言するでしょうか。




「学問的に、わたくしの研究では100ミリシーベルトぐらいまでは大丈夫だと思います。しかし一部に、100ミリシーベルトを浴びると1000人の内に5人から10人の人がガン(過剰発がん)になるという結果もあります。




もともと学問は、真実が判っているわけではないので、皆さんはできるだけ放射線に被曝しないように気をつけてください。




学者は新しい知見があれば論文を出すことができますが、皆さんの健康は損なわれると元に戻ることはできません。従って、国際放射線防護委員会で決められたように安全という意味では、「1年間に1ミリシーベルト」を目安に生活設計をされた方がよいと思います。




お役所も市民を守るのが役目ですから、法律に基づいた値で市民の健康を守ってください。」




今、福島市で行われていること、学問的に言えば「人体実験」ということができます。つまり学問は「100ミリシーベルトだから大丈夫だ」ということを断定的にいう事ができないのですから、学者が自分の判断で勝手に被曝量を決めるということは、学問の本質に反することなのです。




福島市から被曝による過剰発癌がでなければ良いことなのですが、もし過剰発癌が発生したら、それはちょうどチェルノブイリのときのように、「学者が新しい論文を書くことができる」という結果になり、市民は過剰発癌で苦しむことになるからです。




学者は常に「自分たちにはわからないことがある。だから研究をしている。自分たちが今、正しいと思っていることは、将来の研究によって覆される」と思っているはずなのです。




私たちは自衛しなければならないのです。











原発情報58

この情報は中部大学、著書多数、放射能専門家の武田教授からの転記引用です。

原発 緊急情報(46) 「風評被害」を学ぶ


(平成23年4月3日 午前9時 執筆)




NHKは2006年4月16日(日) 午後9時から9時49分に総合テレビで「汚された大地で~チェルノブイリ 20年後の真実~」という放送をし、今でもNHK ONLINEで見ることができます。


そこでNHKは、


「史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。


(中略)


「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が続けられている。」


(本来は著作権がありますのでNHKに断って載せなければなりませんが、日本人の命に関わる事ですから、ご勘弁ください.)


・・・・・・・・・


一方、福島原発の事故が起こった後、 NHK は「このくらいの放射線なら大丈夫だ」という放送を繰り返してきました。


それも政府コメントの紹介に止まらず、アナウンサーが自ら比較的大きな声で「安全です」を繰り返してきたのです。


昔から NHK は受信料を強制的に取る国民的放送ですから、多くの日本人は自分が受信料を払っている NHK のアナウンサーは自分の味方で本当のことをいうというように思っています。それを利用した行動でした。


さらに、福島原発の近くの海から規制値の3355倍の放射性要素が、それたときに、「健康に影響はありません」という保安院のコメントだけを紹介し、このような高濃度の放射性要素が健康に影響を及ぼすという考えの人のコメントは出しませんでした。


つまり NHK は片方では「チェルノブイリの放射性障害が考えていたよりもはるかに大きい」という放送をし、片方で「福島原発の放射性障害はほとんどない」と言ったのです。


しかし、海外の多くの報告が示すように、今回の福島原発の事故はチェルノブイリとほとんど匹敵するような放射性物質を出していることがわかっています。


もう一つ問題なのは、 NHK 自体がチェルノブイリについては「放射線による人体への影響はまだわからないことばかり」と放送したのに、福島原発が起こると「安全です」という確定的なことを言うという違いは極めて大きいこと感じます。


・・・・・・・・・


わたくしは、数年前、風評被害を専門とする社会学者に教えを受けたことがあります。その人は若い人でしたが、非常に専門的で立派な学者でした。彼の話はとても複雑でしたが、簡単に言うと、


「風評被害というのは、正しい情報を伝えないことによって起こる」


ということでした。そしてその理由は、


「人間は自分の身を守ろうと考えるので情報が不完全な時は、余計に不安になって慎重な行動になる」


ということでした。豊富な例を示していただき、わたくしはそのことを強く覚えています。


つまり「風評被害」というのは「悪いことでも異常なこともなく」、情報が不足した時に起こる「正常な人間の社会活動」ということです。


だから、風評被害をなくすには、一にも二人も人間が自分を守りたいという本能に適した「正確な情報を提供する」ということなのです。


・・・・・・・・・


2011年4月3日(日曜日)の朝、わたくしは NHK のニュースを見て、福島県の農家の人が本当にかわいそうになりました。


放送では、福島県の野菜を何とかして売りたいと思っている農家の人が、トラックに新鮮な野菜を積んで東京に運び、そこで2割引で野菜を売っているのです。


農家も NHK も「この野菜は安全です」というの強調していました。それを見て、わたくしは本当に福島県の農家の人がかわいそうになりました。


というのはこのようなNHKの放送こそが、福島県の野菜に対する風評を強くして、野菜が決定的に売れなくなってしまうからです。


・・・・・・・・・


人間はバカではありません。そして現在のようにある程度の情報が提供されていればそれに基づいて自分の身や自分の子供の事を守ろうと考えるのは当然のことです。


福島原発から出た放射性物質が、空中にあたかも花粉や黄砂のように飛び、それが地上に落ちます。


地上に落ちたり、壁についた放射性物質からわたくしたちの体が被爆します。その値はNHKで毎日報告されていて、福島県ではおよそ数マイクロシーベルに及びます。


ということは、会津地方は別かもしれませんが、福島県全体としては放射性物質が常に降っているわけです。このことはほとんどの日本人が知っていると思います。


つまり福島県の農家には大変に申しわけないのですが、野菜には放射性物質が付着していると考えるのが「常識」なのです。そうなると、規制値と比べてどのぐらい低いのかということが、大切で消費者の知りたいことです。


例えば、規制値が300ベクレルの時に、野菜についている放射性物質が200ベクレルなら、多くの消費者は買わないでしょう。20ベクレルなら買うかも知れません。数値がなければ判断できません。


また、普通の時ならば、周りに放射性物質がないので、あるいは規制値以下であれば野菜を購入する人もいるかもしれません。しかし現在では、空間からの放射線、自分が吸い込んだ放射性物質、水食品等の汚染があるのですから、よけいに慎重になります。


このような時に自分や自分の家族を守ろうとしたら、「放射性物質がついている野菜よりも、放射性物質がついてないものを買いたい」と思うのはごく自然のことです。


もし、福島県の農家の人が福島産の野菜を売ろうとするなら、「この野菜は規制値の何分の1の放射性物質がついています。もしもそれで良いなら買ってください」とお願いするのが良いと思います。


つまり野菜を売るということは、人の口に入るのですから、十分に情報を出して信頼を得て、野菜を売らなければなりません。


そうしないと風評被害はさらに拡大すると思います。


わたくしは息を詰めて放送を見ていました。しかし NHK は最後まで「安全な野菜だ」というのを繰り返し、「福島県の農家を応援したい」という人を紹介していましたが、野菜がどのくらい汚染されているかということは全く触れませんでした。


・・・・・・・・・


それに福島県の農家に打撃を与えたことがあります。


1) 政府が「野菜の放射線を測定するときには、「出荷のまま」ではなく、良く「流水」で洗ってから測定しろ」という通達を出したことです。
これによって消費者は「表示されている放射線量はインチキだ」と確信しました。
消費者は販売されている状態の野菜についている放射性物質の量を知りたいのに、測定する野菜だけを綺麗に洗ったら判らなくなるからです。しかも政府の通達ではご丁寧に、かならず「流水」で洗うように指導しています.
こうなると消費者は「数字は当てにならない」ので、「産地で判断する」ことになります。政府が作り出した風評です.



2) 茨城県知事や福島県知事が「野菜の出荷基準を高くしてくれ。そうしないと農家が困る」と陳情しました。
「高い放射線の野菜を出荷しないと農家が困る」という理由ですが、つまりはこれを消費者から見ると、「茨城県や福島県の野菜を買うと、余計に被曝する」ということを意味します。
もしこれが農家の要望を知事が受けたのだとすると、茨城県と福島県の農家は自分の収入を得るために消費者に、今のように被曝に神経質になっているときに、これまでの基準値以上の放射性物質がついた野菜を食べさせることになりますから、不信感は決定的でしょう.



福島県の農家は被害者です. でも、放射性物質が空から降って来るのは事実で、それを日本人は知っています.だから、方針を転換する必要があります。


政府やNHKの言っている「風評」の宣伝にのったら、農家の人は本当に困ることになるでしょう。


「風評」は情報操作などによって発生する正しい社会の反応なのです.






原発情報57

この情報は中部大学、著書多数、放射能専門家の武田教授からの転記引用です。


生活と原子力03  放射線と人間の細胞(その1)



(平成23年4月3日 午前8時 執筆)





(基礎的なことですが、これから放射性物質と長いつき合いになるので、人間の細胞と放射線について少し解説をしておきます。)




生命をもった生物がこの地球に誕生したのは今から37億年前と言われています。しかし生まれたての生物にはとても辛いことがありました。




それは、空から放射線がものすごく降って来るからです. 




最初の生物は海の中で誕生しましたけれども、その生物が海水面に上がってくるとすぐガンになって死んでしまったのです。




その原因は太陽にありました。太陽というのは核融合をしている「裸の原子炉」ですから、そこから強い放射線が地球に降り注ぐいたのです。




しかし生物は太陽の光がないと生きていけませんので、(意識があったかどうかは別にして)チャレンジ精神の旺盛な強い生物は危険をおかして海水面に上ろうとしたのです。




できるだけ多くの太陽の光を浴びようとすると、降り注ぐでくる放射線を守ることが必要になります。このことから生物には、放射線に対する防御能力が発達しました。




原始的な動物にも放射線に対して防御する力が強いのはこのような歴史的な経験からです。




・・・・・・・・・




もし、そのままであれば地球上には、今のように多くの生物が住むことはなかったでしょう。しかし、今から約15億年程前、生物が吐き出した酸素が上空に上り、成層圏でオゾン層を形成したのです。




このオゾン層は、太陽からの放射線をほとんどシャッタアウトするという性質を持っていました。




その後、不運なことにしばらく地球が寒冷化したので、生物はそれほど繁殖しませんでしたが、今から6億年程前に地球が暖かくなると、放射線は来ないし、気温は温暖化したので生物が急激に繁殖します。




その末裔が今の人間です。




そして、人間が最も放射線に対する防御も発達しています。なお、夏の海水浴で真っ黒に日焼けするのは、「波長の長い放射線」でそれに対する防御も人間はとても進んでいます。




・・・・・・・・・




わたくしは長く人間や生物、またプラスチック(高分子)等の材料の劣化の研究をしてきました。プラスチックと人間というと大きく違うように思いますが、石油は大昔の生物の死骸なので、石油から作ったプラスチックは人間の体と非常に似ているのです。




一つの例を挙げますと、人間の女性の足を作っている筋肉は「ポリアミド」という高分子ですが、女性が使っているストッキングは「石油からできたポリアミド」です。




つまり、ストッキングをはいている女性の足は、ポリアミドでできた自分の筋肉の上に、これもポリアミドでできたストッキングをはいているのです。




つまり、人間や生物の体の材料とプラスチックはほとんど同じもので、わたくしは長い間、「人間の体のように、自分で自分を修繕するようなプラスチック」(自己修復性プラスチック)を研究していました(詳しくは私の研究が雑誌「ニュートン」に2度ほど紹介されていますので、それをご参照ください)。




わたくしが原子力の研究をしていた頃、重要な研究テーマの一つは「放射線で材料が劣化しないこと」でした。その研究の過程で人間の細胞はなかなか放射線で死なないこと、その修復はどのようなメカニズムであることを知ったのです
.




・・・・・・・・・




このブログでも書いていますように、わたくしは放射線に対して従来から「規制値が厳しすぎるのではないか」ということを発言してきた一人です。




それはわたくしが人間の細胞と放射線の関係を調べてみると、人間の細胞は修復力が強く、放射線でダメになってもすぐ修繕するからです。




でも、わたくしは「放射線と細胞」というある一面からしか研究していないのですが、放射線に関わる多くの専門家は「放射線と身体」の総合的な関係を研究されておられるからです。




例えば、10万人の集団がいて、ある量の放射線を浴びるとどのくらいガンが発生するかという統計的な研究や、また医学的にある放射性物質が体に入った時にどのような作用するかということも詳しく調べられています。




・・・・・・・・・




原子力の分野では、日常的にも放射線と体への影響というのは議論になります。そしてその中にはいろいろな専門の先生がおられますから、それぞれの研究分野で見方が違います。




わたくしのように「放射線と細胞の劣化」ということを研究してる人は、放射線で細胞が劣化しても回復力が強いから大丈夫ではないかという感触を持っていますし、また現場のお医者さん等は放射線で障害を受けた人を治療しておられますから、やや慎重であるというだ傾向があるからです。




こう言った議論を通じて最終的にはある規制値が決まってきます。それが現在の1年間で1ミリシーベルとまでは大丈夫だという規制値になっているです。




・・・・・・・・・




福島原発の事故が起こっても、私は人間の細胞は放射線に対する防御に優れているので、そう簡単にやられないと思っています。でも、それは「免疫力が強く、栄養のバランスがとれて、休養が十分」という条件が必要です。




しかし、人間はそのように元気な人ばかりではありません。赤ちゃんや病気がちの人もおられますので、やや規制値は低くなりがちです。




人間の体というのは本当に複雑なので、「わたくしが大丈夫だから、あなたも大丈夫」ということにもなりませんし、一方では、強い放射線を浴びてもあまり病気にならない人もいます。




機会がありましたらもう一度、人間の細胞が放射線のダメージからどのように立ち治っていくかということも解説していきたいと思います。




もちろん放射線に被爆して体が痛むというのは、「病気」の一種ですから、できるだけ栄養を取り、休養を十分にとり、そして免疫力をつけることが放射線に対して体を守る一つの方法であることは間違いありません。








原発情報56

この情報は中部大学、著書多数、放射能専門家の武田教授からの転記引用です。

原発 緊急情報(45) 迷っている人に(被曝は合計)



(平成23年4月2日 午後11時 執筆)




新学期が始まったり、避難生活のストレスもたまる頃。多くの人が「避難先から帰ろうか」、「自分は良いけれど、子供が・・・」と迷う時期です.



そこで、判断のための一つの目安を書きたいと思います。


まず、「被曝は合計」ということです。


たとえば、最初の20日は九州に避難していたので、自分がいたところの放射線が1時間に0.02マイクロシーベルトとします。


次に福島県の自分の家に帰り、そこが4月初旬に2マイクロシーベルトとします。そして来年の3月12日まで福島の自分の家に住むと仮定します(式の2番目の”4”は、空間、内部、水、食糧の4つから被曝するから。また一ヶ月から一年までの放射線は約10分の1です).


九州での被曝  0.02×4×20日×24時間=38.4マイクロシーベルト


福島の20日   2×4×20×24=3840マイクロシーベルト


福島の後1年  0.2×4×325×24=6240マイクロシーベルト


合計      10.1ミリシーベルト


これと、次の許容値と比べると、


男性成人  限度は3ミリシーベルトだから、帰るのは少し早めだけれど、すこし遅らせばほぼ大丈夫。


幼児    限度は1ミリシーベルトだから10倍になるので厳しい。


つまり、この人の場合、最初に避難したので、「初期被曝」が少なく、福島に帰ってからの被曝だけが問題にあり、ちょっとまだ福島に帰るのは危険という感じです.



・・・・・・・・・


それに対して今まで福島にいて、これから九州へ疎開するとすると、最初の放射線が今の4倍として、


福島での被曝   4×4×20×24=7680



九州へ避難    0.02×4×345×24=662



合計       8.3ミリシーベルト


この人は、最初の被曝量が大きいので、その後、九州に避難してもあまり有効ではありません。つまり、最初の例では福島にほぼ1年生活ができるのに、この例では、ほぼ1年間、九州に疎開しなければなりません。


放射線は漏れた直後が高いので、すぐ避難すると合計が少なくなります. 


このことは、放射線の事故は「初期被曝を避ける事」が大切で、責任ある人や専門家は、危ないかどうか判らないときには「危ないかも知れないからすぐ避難した方がよい」と呼びかけるのがいかに大切かを示しています.



つまり、今回、政府や専門家はなにを大きく間違ったかというと、「被曝は足し算である」、「最初の被曝が大きい」という原理原則を理解していなかったことです.



ムダでも最初は逃げろ!が原則です。最初のタイミングに「安全」は禁句です.



・・・・・・・・・


最初の段階で避難している人は、初期被曝が小さいので、ご自分のいたところの放射線量を調べ、そこにいたときの時間をかけると自分が被曝した量がわかり、今後「どのぐらい被曝する余裕があるか」を計算することができます。


おそらく初期に避難している人は福島県を別にすると帰ることができる人が大半と思います.



初期に避難できなかった人は、慎重に計算してください。


・・・・・・・・・


つまり、自分が被曝する量は計算できっちり計算ができますので、計画的に生活をすることができます.



なお、完璧にマスクをして、水もペットボトル、食材も完璧に注意したという人は(×4)が要りません。またマスクはしなかったけれど、水と食事は注意したという人は(×2)です。


・・・・・・・・・


また、幼稚園や学校の先生は児童生徒の被曝量を計算して、登校させて良いかを決めてください。なお、屋外で運動をさせるとさらに(×2)をしてください。


学校の先生で、「100人の児童生徒さんで1人ぐらいガンがでても良い(京都大学、長崎大学の教授の基準)」とご判断される先生は、政府の方針に従って1年100ミリシーベルトを限界としてください。


学校の先生で、「少し厳しいけれど、なにしろ放射線だから法律に従って1年1ミリシーベルトにしてあげたい」と思う方は、1ミリシーベルトを越える可能性があれば登校は自粛してください。


どちらをご選択したかを保護者の方に通知した方が良いでしょう.そうすると保護者は子供を学校に行かせるかどうかが決まります. 児童生徒の健康と運命は先生だけで決めることはできません.



また、給食にだす食材は「地産地消」などと「危機がないときの方針」を捨てて、児童生徒の被曝をできるだけ避けるように産地を選んでください。たとえば野菜が「規制値に達していない」と言っても、このような時には児童生徒はいろいろなものから被曝しますので、できるだけ避けてあげたいものです。




 BLOG TOP  »  NEXT PAGE


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。